chobishibaにっき

どこかに行ったりやったりしたことの記録

技術書典5のスタッフをしました

8月のもくもく執筆会に行った時も技術書典の参加者が多くて楽しそうで、おまけに今回の技術書典では自分が関わった本のサンプルが出版社さんのブースで配布されるということでこれはもう遊びに行くしかないと思っていた技術書典5。気がついたらスタッフをしていました。

techbookfest.org

ことのはじまり

開催の10日前くらい前に「行くならスタッフどう?」と打診を受け、技術書典は私にとって一般参加もしたことないイベントでAndroid界隈はそんなに知り合いがいないものの、達人出版会さんというか高橋さんはRuby関連でめちゃくちゃお世話になってるから大丈夫なんじゃないかなと(話持ってきた人と主催が信頼できる人ならあまり細かいことは聞かずに引き受けてあとからあれこれ聞くタイプ)。

余談
先日著者プロフィールを作ってそこに『ときどき技術イベントスタッフとノベルティ職人』 と書いたものの、今年の春夏は執筆に時間全振りし、こういうお手伝い業はお休みしてたので まぁまたそろそろどこか何か手伝わせてもらえたら楽しいなと思ってたところで、10月8日なら校了してるはずだから大丈夫と参加。自分でもこんなに早く解禁になると思わなかった。

イベントを振り返ってみる

設営

朝7時集合。朝5時半に起床できただけで勝ったも同然のような気持ちでした。 机と椅子出ししたらあとは業者さんがきれーーーーーに図面通り並べてくださってすごい。プロのワザすごい。会場図面見た時これまっすぐ並べるのきついかもって思ってたのでよかった。

一般待機列整理

一番長く一般待機列が伸びた時の最後尾で列整理してました。会場の人に普段開けないところまで開けて列流させてもらったのですが、あの会場待機収容人数すさまじいですね…いろんな方に協力してもらいました。

お昼休憩

お弁当おいしかった…染み渡る… でもさくっと食べ終わってめちゃくちゃお世話になりまくった編集さんに会いに行ってお礼言って自分の本を宣伝してもらってるのをふわふわした気持ちで午後の部へ。

カタログ販売

自由購入制だけど買ってもらいたいカタログ。 サークルリストだけじゃなくて、寄稿もあって読み応え満載。運営の裏側も読めて楽しめる1冊でした。何人か目の合った知り合いににこにこしてたらじゃあ1部とお買い上げいただきましたありがとう!

撤収

販売時間が終了し、サークルさんが撤収し最終片付け。この辺記憶があやふやになってきてるんですがなんかひたすら片付けられるものを仕舞って捨てるもの捨ててたたむもの畳んでた気がします。気がつくとずらっとならんだ机もなくがらんとしたもとのホールに戻っていました。

2万歩

もうへろへろだったので大きい打ち上げには参加せず、参加者とこじんまりお疲れ様会していました。足ぱっっっんパンだなと思ったら2万歩越えてました。

イベント装備

chobishiba的お手伝い7つ道具

イベントスタッフをするときいつも持ち歩いているものが今回もわりと役立ったので紹介です。 といっても今回のイベントでは必要なものはすべて用意してもらっていたので出番のなかったものもあるんですが、そうでない現場やあっても必要な時に取りに行く手間を省ける点からもMy道具持ち歩いていると何かと便利です。

  1. ボールペン
    何はなくとも書くもの。 追加で周知されたことをマニュアルに追記したり、伝票書きたい人に貸したり

  2. 油性ペン黒・赤
    急遽張り紙作りたい時とか、ダンボールに入っているもの書いておきたいとか、何かと出番あり

  3. ダンボールカッター(ミニカッター)
    ダンボールを開けたり解体することも多いのであると便利 ミニカッターでも事足りるんだけど、ダンボールカッターだと刃の扱いも楽だったりする

  4. マスキングテープ
    ちょっと貼っておきたいものがあるとき便利。最近可愛らしいものも多いけど、こういうときは黄色一択。

  5. 絆創膏
    紙を扱うことが多いので切っちゃうこともあります。売り物汚さないためにもあると便利。あと爪が割れた時にも応急処置になります。

  6. 軍手
    今回配布いただいたので不要だったのですが、ダンボル解体や机の設置などはあった方がいいです

  7. 付箋
    75*75サイズの付箋。メモ帳代わりにしたり、書いて貼ったり、メモを渡したり。今回出番がなかったのですが、あると便利。

いずれも基本壊れたり、なくしたりしても凹まないようにノベルティでもらったものだったり、安価なものを使っています。 あと道具にはお名前シール(マステに名前を書いたもの)を貼っておきます。 誰かに貸してそれを更に誰かに貸してと使ってもらうのは全然OKなのですが最終的にこれ誰の?となると困らせてしまうこともあるので、戻って来やすいようにしてます。

カバン

この道具をそういうのをこういうものに入れておくとすぐ取り出せて便利

www.muji.net

※貴重品管理も忘れずに。

そして次へ

終わってみて、来場者サークル含め1万人を越えて本当に大きな規模になったなぁと思いました。これからもっと大きな規模になるためには色々大変なのだろうけど、それだけ書きたい人も読みたい人もいるわけで、そんなイベントを応援していけたら素敵だなと思うので、また頭数必要なときは呼んでもらえたらうれしいなって思いました。書く方にも出てみたいな。 Processingとか広報とかエンジニアリングとか

もくもく執筆会☆出張版12に行ってみた

そうだ、もくもく執筆会行こう

techbook-meetup.connpass.com

まだおおっぴらに言えないけど今本を書いていて、とてもしんどい(でも脱稿にはまだ遠い)作業をしているときに「もくもく執筆会」の募集を見て

「あ、行こう」と即決でぽちっと申し込んで行ってみました。

熊谷さんと湊川さんが主催のもくもく執筆会は商業でも同人誌でも、本じゃなくてブログでも発表資料でも書きたいことがある人なら参加可能な会とのこと。 あまり新しい場所に行かないのですが「なんか楽しそう」という直感にも似たものを感じて飛び込んでみました。

行ってみた

場所

今回会場になったインプレスさん明るい雰囲気のオープンスペース。電源とWi-Fiも完備で飲食も可能。直ぐ側にオフィスグリコもあり。

流れ

到着した人からもくもく。

18時になり自己紹介。 エンジニアの人が多いのかな?と思ったらそんなことはなく様々な分野の方がいて面白い。

自己紹介のあとはひたすらもくもく。雷鳴ったりゲリラ豪雨あったりしたけどひたすらもくもく。

閉会の30分前から進捗発表会。 実際どんなものを書いたか 書いたその場で反応返ってくるってすごく嬉しいですね。 様々な分野の方がいらしたので知らない世界を知る切っ掛けにもなりました。

懇親会

もくもくのあいだはもくもくしてたので片付けくらいからやっと参加者の方々とお話できるようになってきたものの話足りず懇親会参加。

一方的に知ってるだけかと思ったら向こうも知ってくださってたとか、共通の知人がいたとかそういうことも起きて世間狭い。

いろいろ話しながら自分の中の持ってるものをあれこれひっぱり出してると、あ、それもっと聞きたいみたいな感じで即時反応もらえてじゃあいっちょ本にしてみるか……なんて思う。

楽しくて楽しくて久しぶりに終電まで飲みました(こんなこと数年に一度しかない…珍しい)

参加してみて

いい。この会とてもいい。 とても集中できるし、あとなんか本出したくなる。ひーひー言いながら本を書いてるのに本を書きたくなる。

「自分の中から何かを書き出してる」ことで繋がるコミュニティというか空間は穏やかなんだけど刺激があって居心地のめちゃくちゃいい場所でした。

行く前は「近いから行こう」くらいの気持ちだったのですが今は「遠くても行きたい」に変わりました。

次行くまでに今の原稿もっと進めるぞー!(脱稿してたい…)

RubyKaigi2018に行ってきました

昨年不参加だったので2年ぶりのRubyKaigiでした!初仙台!

カンファレンス詳細

RubyKaigi2018

聴講

1日目

Keynote Yukihiro "Matz" Matsumoto@yukihiro_matz

今回のテーマはことわざ。

  • 名は体を表す 名前付けには2種類ある
  • 振る舞いに対して名前をつける
  • うまく名前が付けられないのは名前をつけたい概念に対して理解が足りない
  • プロジェクト(コミュニティ)に名前
  • よい名前はコミュニティの旗印や求心力になる
  • 時は金なり
    • たくさんあることのなかから何をするか何からするか時間をどうつくるか
    • (ほとんどの人にとって)どの言語を選ぶのがいいかというと質問したときに答えてくれる人がいる言語がいい
  • 塞翁が馬
    • Rubyができたばかりの頃、Railsができる前、今、状況が変わっている
    • 一喜一憂しない
    • 互換性を大事にしつつ変化をやめてはいけない。
    • Rubyはコミッターが開発しているだけでなく、コミュニティが提案している。コミュニティがRubyを成長させてる
    • RubyKaigiの間にRubyがこんなふうだといいな、もっとこうなったらいいなという話を周囲の人としてほしい

大事な要素がぎゅっと詰まっていました。1日目初っ端の公演がこんな素敵内容でテンションがガッと上がっていました。

RubyGems 3 & 4-Hiroshi SHIBATA@hsbt

RubyGems2.7の現状、3と4のリリース計画についての発表

  • RubyGemsは複数Rubyバージョンでの可動を担保しないといけないのが大変
  • 2.7はRuby1.8サポートのためにコードが複雑になっている
  • Ruby 2.6.0には3.0、2.7 or 3.0には4.0が入る予定
  • RubyGems3
    • いくつかのAPIを非推奨にする
    • Ruby2.2以上をサポート対象にする
  • RubyGems4
  • 3で非推奨になったものを削除
  • 何を削除するかの判断は重要
    • akr/gem-codesearch と aka/all-ruby を使っている

いつもお世話になっています。複数バージョンでも動く担保をとる工夫がすごい。継続していくためには大事な工夫。

2日目

Improve Ruby coding style rules and Lint-Koichi ITO@koic

  • Rubocopは使ってないけど1番作ってる
  • copは作れる
  • 自分たちが起きたことは他のプロジェクトでも起こりうるのでcopにして還元
  • デフォルト設定はRailsのスタイルガイドに則ってる
    • デフォルトは変えられる
  • Style と Lint の違い
    • Style
      • 好み
      • スタイルは文化とかカルチャなのでカスタマイズする
    • Lint
      • バグになりうるもの
      • 将来的なインターフェースの変更
      • 好みとかそういう問題じゃない
    • LintとStyleは分けて考えたほうがいい

「自分がいないところでも自分がレビューできるようにする」という考えは他の仕事にも通じるところがある気がする。

Ruby Committers vs the World

ドキュメント Rubyコミッターのみなさんが登壇して現在の問題や今後について討論 今年はグーグルドキュメントのアジェンダを見たり(時に書き込んだり)して進んでいく公開開発者会議スタイル

いつもの年より多くの人の意見が聞けて面白かったです。

3日目

Ruby code from the stratosphere - SIAF, Sonic Pi, Petal-Kenichi Kanai@kn1kn1

Petalの文法の説明と成層圏でパフォーマンスしたいと思ってチャレンジした発表。

  • SonicPi
    • コードを使って音楽を作れる
    • Rubyで作られている。Rubyが書けたら音楽がつくれる
    • 2016年にジュリアンさんが発表した中で出てきたマリオの音楽もSonicPiで作られていた
  • Petal
    • knikn1さんの作った言語
    • SonicPi上で動く
  • 成層圏でパフォーマンスしたくなった
    • 最初からうまくいったわけでなく、データ収集や実験のために気球を飛ばした(合計5回気球を飛ばした)
    • 最終的に気球を成層圏まで飛ばしてそこで生成されたRuby codeを地上に送って再生という方法に落ち着いた。
      • 生成 … センサーを使って緯度経度高度を取得。ログから生成したコードをSonicPiで実行
    • 気球が上がるごとに持続音が変わるようにパフォーマンス

ひとこと

デモ見てたら楽しそうでSonic Piをインストールしてしまいました。遊んでみよう。

TRICK 2018 (FINAL)

入賞5選

  • 佳作からしてすごい
  • 何がどうなってるかわからない
  • 予約語だけで作られた何もしないコードが優勝

全力で遊ぶためには対象をよく知らないといけないんだなと思いました。

ノベルティ

  • 自社のノベルティなんだか嬉しかったです。恒例のノベルティデプロイという名の手搬入やりました
  • Misocaさんのステッカー帳が楽しかったです
    • 帰宅してステッカー貼ってたら家族にえらい楽しそうな顔してるねと言われましためっちゃたのしい

会えた

  • 昨年不参加だったのでお久しぶりの方にたくさん会えた気がします
  • 「あの」勉強会はやりたい
  • はじめましての出会いもあるので上手に自己紹介・自社紹介できるようになりたい

印象的

  • オフィシャルパーティーで使っていたカップホルダー付トレーがとてもよかった。立食パーティ系全部これにしてほしい。
  • 事前に美味しいもの情報をたくさん教えてもらっていたおかげで気になっていたものは全て抑えた!
  • 友人が制作に関わった東北限定のCMが6/1から放送で丁度ホテルで見れて興奮

総括

なんか濃厚で凝縮された時間を過ごしました。めちゃくちゃ楽しくてここ数年で一番楽しいRubyKaigiだったなーって思いました。

沖縄Ruby会議02に行ってきました

ruby.okinawa

沖縄Ruby会議01に参加した人がとても楽しかったと言っていたのと最近地域Ruby会議が楽しいなと思うようになり会社から支援ももらえたので沖縄Ruby会議02に行ってきました。天気もとてもよく移動していると汗ばむ陽気でした(体感東京の5月)

カンファレンス詳細

全体の感想

Rubyで行う機械学習というかデータサイエンスのような話題が多かったです OSSのプロジェクトが今どのような形で行われているかや 使ったことないRubyのメソッドを知ることができました 喜々として話されているのを聞くと使ってみたくなる発表のうまだったりが印象的でした Ruby をキメるってこういうことかぁとなってました 現役大学生の発表もありそちらはとてもフレッシュでした

個別の感想

Red Data Tools @kou

内容

Red Data Toolsプロジェクトの実装紹介。Red Data Toolsはデータ処理用のツール

  • 頑張りすぎると長く頑張れない
  • 一回だけの活発な活動より小さくても継続的に活動することの方が大きな力になる
  • 今知らないことは始めない理由にならない
  • 外野の声にかまってる時間なんてない
  • 楽しくやろう
  • レベルアップへの道はNG集をたくさん覚えるより、よいコードにたくさん触れる方がいい

感想

継続的な活動のためにはどんな活動にでも言えることだと思いました 特にプライベートでの活動などのときは折に触れて思い出していきたいです よいコードに振れるからこそNGがわかるような気がするのでどんどん触れいていきたいです

TracePoint Tips Talk @_simanman

内容

TracePointの紹介

  • TracePointはRubyの様々なイベントをフックできるRubyの組み込みクラス
  • Ruby2.0から利用可能になったが知名度が低い
  • TracePointのここがすごい
def f(x)
  if x 
   unless x 
     p :foo # <= ここに到達できる
   end 
  end
end
  • TracePointの活用例を紹介
  • TracePointを使ってtspecというRubyの型チェックできるを作ったがもう書いた本人もわからないほどのカオスになったとのこと

感想

使いたいシーンがぱっとうかばなかったのですが発表聞いた後にはすごい!使いたい!となる発表でした 楽しそうにしてる人を見ているだけで楽しくなってしまう上に学べる素敵な発表でした。是非資料だけでなく動画が公開されたら見ていただきたいです

A ripper based syntax highlighter@pocke

内容

シンタックスハイライターIroの紹介

  • 既存のシンタックスハイライターの問題
  • ハイライターは完璧でもない
    • 少し込み入った書き方をしたらちゃんとハイライトが行われない
    • ?????:?: => ?? ? ?? : ?: の意味だがそうはハイライトしてくれない
  • Iroが込み入った表現をどうやって解決しているかの紹介
  • Rubyで書いてるので正規表現よりみやすいはず
  • Tokenize、Parseなどの紹介

感想

私も常日頃正規表現は人類には早すぎるって思っています 使いたいものを自分がメンテしたい形で作るというのは大事なことだなと思いました

はじめてのアジャイル開発×Railsで得たこと @puremoru0315

内容

沖縄の大学3年生によるenPit(高度IT人材を育成する産学協働の実践教育ネットワーク)に参加して初めてアプリを複数人で開発した経験発表

  • 恋愛支援アプリ
  • Railsアプリを6人で開発
  • チームでのコミュニケーション
    • チームメンバーを尊重することが大事だと学んだ
  • 途中で実装するのと同じくらいテストに時間がかかるのでテストを断念
  • 終わってから思うこと
    • もっと早く公開してユーザーの意見を取り込んだらよかった
    • 役割ごとの情報共有が難しかった
  • Web アプリケーション開発の役割分担をどうしたらいいかは未だによくわかってないのでプロのアドバイスが欲しい

感想

初めてで6人は大変だったと思います(最近よく聞かれるのですが個人的に好きなプロジェクト人数は3人です。5人越えると工夫が必要になってくる気がしてます) 無事アドバイスもらえたのか気になるところです

Fast Code for Ruby@284km

内容

Rubyで速いコードを書くこととbenchmark_driverの紹介

  • benchmark_driverはRubyの標準添付ライブラリ
  • 速いコードを書くというRubyの楽しみ方
  • 速いコード
    • 計測して速い方が速い
    • 条件に依存する場合がある
    • 必ずしもその書き方がよいとは言えないこともある
  • 速さと読みやすさ
    • yield/Proc#callとか
    • 何が読みやすいかはチーム事情によって変わる
  • 速さは静的解析ツール(rubocop)を使うことも有効
    • 速い書き方を教えてくれる
  • 最新のRubyを知る→知ってると仕事が楽になる→追うのが楽しくなる ループ

感想

yieldは苦手意識があります… やっぱりバージョン上げて最新の恩恵を受けていかないとなと改めて思いました あとサンプルコードのハッシュに自己紹介が入っているのすごく上手いなと思いました。いつかどこかでやってみたいです

文系から半年でRuby(Sinatra, Rails)を学んだら人生変わった @masayoshi-tokumoto

  • 沖縄の大学4年生
  • 初学者の学習手順(Point:最初にRailsチュートリアルからやらない)
    1. Webについて
    2. HTML, CSSについて
    3. Rubyの基本
    4. Sinatraでアプリづくり
    5. Railsチュートリアルをやってアプリを作る
  • Rubyを学んで変わったこと
    • 沖縄の大学生のバイト事情の紹介
    • プログラミングをやって人の役に立つ、社会の役に立つと思えた

感想

確かにWebの知識を付けずに(土台がないのに)積むと揺らぐのでいい戦略に思えました 最初にCやって途方にくれたことを思い出しました

大規模アプリケーションにおけるRailsとマイクロサービス @yotaro-fujii

内容

マイクロサービス化した時の工夫と現在の状態を紹介

  • 開発チーム体制
  • 色々問題点があった
    • 同時リリースだから問題の切り分け難しい
    • 軽微な修正でもテスト時間かかる
    • スケールがしにくい
    • 常に全体を把握する必要あり
  • committee gem を使った
    • APIのテスト
    • OpenAPIでの定義と実際のAPIレスポンスの差異検知してくれる
  • 最適な粒度の見極めは難しい
    • 設計は極めて難しい
    • 最適な粒度で分割するには十分なモデリングが必要
  • パフォーマンスの問題
    • API連携が前提の構成になるため必ず生じる
    • 複雑さも増す
  • マイクロサービスとモノリス
    • チームの作り方を間違えたらマイクロサービス化も失敗する
    • 全員で全体をカバーできるならモノリスでよいそれが一番よくて効率がいい
  • マイクロサービス化をしたことでよかったこと
    • 新しい技術へのTryできるようになった
    • 変化に柔軟に対応しやすくなった
    • 今回分割したサービスはRuby,Railsの最新版にすぐに追従していけた(今までは影響範囲が広すぎでなかなかできなかった)

感想

マイクロサービス化は一度やってみた人のお話を聞いてみたいと思っていたのでとてもよかったです

運営

「継続してやっていきたいから無理しない」ということで以下の工夫をされていました

  • タイムキーパー置かない(発表者を信じる。休憩時間で調整)
  • ポスター手書き
  • 受付なし(無料だったからかも)
  • 名札なし
  • 写真と動画撮影はやる(記録は残す)

懇親会

沖縄の台所ぱいかじ 沖国大前店 ほりごたつのテーブルがあるゆったりできる場所で発表についての続きの話をしたりデバッグ始まったりLEDライトがついたりなんでもありな感じでした 大学生に就活の相談を受けましたがまぶしかったです 場所柄かリモートワークについての話題も多かったです(リモートワークで働きたい人、導入したい企業で働いている人) あと沖縄在住の同僚おすすめの紅芋のポテトフライがとてもおいしかったです

Ruby25周年イベントでノベルティ担当とスタッフをしました

http://25.ruby.or.jp/

本日品川であったRuby25周年記念イベントに行ってきました。

ノベルティ

福岡Ruby会議02に行ったときに「25周年パーティのノベルティお願いできない?」と声をかけてもらってやらせてもらいました。

ロゴはもう出来上がっていたので何をノベルティにして発注業者探して手配することが主なミッションでした。 あとトートバッグとかステッカーとか写真のパネルとかその他もろもろ使うものの手配とかもしていました。

こういうノベルティの手配は普段の仕事でもしてることなのですが(※本業はエンジニアです)初めて作るものも多々あってまた一つ経験を積ませていただきました。

パネル3種類も作りましたが使ってもらえるか本当にちょっと不安がありました。でもパネルがあることによってせっかくだから1枚とかMatzとツーショットをお願いする人とかいらして作ってよかったな〜と思いました。

1枚ハッシュタグ芸人な感じでというリクエストをもらっていたので私がRubyという言語やコミュニティに対して思っていることをハッシュタグにしました(でもちょっと足りないから他の人にも足してもらいました)準備に追われていて公式で募集されていたメッセージやツイートには参加できなかったのでこれで参加したような気分でした。

ついでにスタッフ

丁度久しぶりにイベントスタッフがしたい気持ちが高まっていたので当日も手伝えることを伝えてスタッフをしていました。 イベントスタッフって数時間集中してベストを尽くしつくすところが好きなんですよね。クタクタにはなりますが心地よいです。 そんなわけで実行委員ではなく何か係を持つわけでもなくRubyKaigiでいうところのHelperのようなポジションで会場うろうろして何か仕事を見つけてはこなしていってました。帰宅して万歩計見たら2万歩近く歩いていて今夜はいい夢見られそうです。 二人組をつくるのは今でも苦手ですが、はじめましての人とイベント設営するのはどうやら苦手ではなくなったようです。 そうそうスタッフをしていたおかげでマグボトルを喜んで下さった方にお会いできたり、パネルが活用されているのを見れたり、ものづくりをしていて一番嬉しい瞬間は使ってもらっている姿を見る時なのでひたすら嬉しく思っていました。

豪華なセッション

豪華なセッションだったのですが……ところどころしか聞けないのはスタッフの定めなのですが、でもところどころでもああ、Rubyのそういうところ好きだなって改めて思ったりそんな時代もあったのかと初めて知ったこともあり楽しかったです。そして会場中を歩きまわりながらちょこちょこ団体さんや企業さんの展示を見て、懐かしいものから初めて知ったものまで常日頃自分が身を置いている世界を改めて見直せるいい日でした。

Ruby本棚

通称高橋文庫これすごかったです!圧巻! もちろん読んだことのあるものからお世話になっているものもありますが初めて見る本も多く何時間でもいられそうでした。 先輩や同僚の本もあって私もいつかここに並ぶものを作りたいと思っています。

あれから5年

そういえばRuby20周年パーティに参加したときのことも書いていたはずと遡ってみたらあったので読み返してみました。

d.hatena.ne.jp

この頃に比べたらイベントで会ってお話できる方が増えたことが嬉しいです。 あと少しはRubyRails使って仕事らしい仕事ができるようになった気がします。

最後になりましたが、Ruby25周年おめでとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします。

福岡Ruby会議02に参加してきました

regional.rubykaigi.org

そうだ、福岡に行こう

今年は色々あってRubyKaigiもRWCも行けなくて、どこか地域Ruby会議に行きたいなと思ってたところ福岡Ruby会議開催を聞いたものの博多方面行ったことないからなぁ…と二の足分でたら(福岡は太宰府と某データセンターにしか行ったことがない)家族から行かないか?と誘われいくいくとついていきました(宿と交通手段全部手配してもらった)。結果仕事のおやすみもとって4日間福岡に滞在しました。

発表(抜粋)

Rubyで書くParser (自力かライブラリか、それが問題だ)

Parserを自作するという試み。「仕組み」を言語化して一つ一つ実装していくのが面白いなと思いました。 実装(考慮)してないものは動かないというのが当たり前なんだけどよくぶつかることでわかる…となってました。 長くやってると段々使えるものじゃないと、とか、車輪の再発明は…とかそういう考えになってきてたのですが、趣味のプログラミングがあったっていいんじゃないか作ることで深まる理解はどんなことにもあるんじゃないかということで発表の後趣味のアプリを久しぶりに作り始めました。

Railsチュートリアル を支える継続的組版技術 - Continuous Integration for Ebook

いつもお世話になっていますなRailsチュートリアル。継続的に組版するための工夫を発表されていました。確かに組版は特に表にしたりするとはみ出したりわりと大変なことあるし、分厚いものだと更に大変。 無料で公開されているけどダウンロード版もある予想外のことだったそうですが「無料で見れるけどダウンロード販売で買う人がいる」確かにありがとうの意味で買うこともあるし、いいものだとどんな環境でも読めたほうが嬉しいというので買うのは確かにある。 何度も繰り返すことは力技でやらず仕組みをちゃんと考えてやらないと続いていかないことを、そこを面倒がってはいけないと改めて思いました。 技術書典は気になってるので今度あったら覗きに行ってみたいと思いました。

スポンサーLT

へーコレもRubyで開発されてたのか、みたいなことが毎回起き、いつかどこかで関われたらいいなーというお話もあり興味深く見ました。今回は同僚が参画してたプロジェクトも社名入りで紹介していただいていてありがたや。うちはサービスの会社でないので先方のご理解ご厚意がないとなかなか手掛けたことを外に出せないので本当にありがたいです。(ロリポップマネージドクラウドとても気になる。β版使ってみたい)

小学校効果

廃校になった小学校(大名小学校跡地)を再利用した施設での開催だったので、発表聞いていても授業を受けている気分3割増な環境だったのですがそのおかげでわからないことがあっても後で聞こう、調べようといつもより前向きに思える場所でした。

教育カリキュラム

RWCで社長が社内教育についての発表をしたり、教育カリキュラムの公開をした関係でこちらについて声をかけてくださる方も多かったです。 実際カリキュラムを導入して下さった会社さんや、社内でやってるという方にもお会いできて来てよかったと思いました。 私自身はこのカリキュラムを作った中心メンバーではないのですが、作っている過程は見ていたのでこういう声(反響)は届けたく戻ってさっそく社内にフィードバックしてました。

もう一度Rubyに出会う

Rubyを始めたばかりの方に会ったり、どうやったらエンジニアになれますかと聞かれたり。何ができるからエンジニアだという明確な定義ってないと思うんですよね。エンジニアだと言えばエンジニアで、心持ちの問題というかそう思える自分であれればもうエンジニアだと思うんですよ(何年たっても自分ってエンジニアかな?と思うときは思うし)なんてことを考えたり話したりしました。 最初に教えてもらったことで今だからわかることがあったり、今だから伝えられることがあったり。とても初心に還れました。

懇親会

事前に好きなGemを選んで答えて下さいというのがあったのですが、懇親会会場ではgemのカードがランダムで配られ(私はUnicorn×5枚でした)会場内で交換するというミニゲームが開催されてました(東京Ruby会議10の缶バッチみたい) ただ交換するだけでなく使ったことのないgemを持ってたら使ったことのある人に聞いたり、それぞれ自分の思う最強デッキを作り上げてたり、周りの人にカードの交換すすみました〜?とかどんなの集めました〜?とか声かけてそこから話が進むのがいいなと思いました。 私の持ち札はUnicorn/Rails/Sinatra/pry/activesupport となりました (馴染みの観点からSinatraをBundlerあたりとかえたかったのですが話に夢中で終わりました) その後好きなGemの投票結果が発表され、無事1位のpryのカードを持っていたので景品をいただけました(提供ペパボさんだったのでロリポップコンテナに入ったハッ●ーターン)。

参加者50人くらいだと思うんですがこのくらいの規模だと人とも話しやすいかもなーと思いました。 だいぶお酒の進んだ状態で御社の受託開発に関してお聞かせ下さいとか言われたのですがちゃんと答えてたかな……続きは会社のお問い合わせフォームからどうぞ……

子連れで参加できるカンファレンス

同僚がお子さん(11ヶ月)連れでの参加だったのですが、両手広げたらハグしてくれたのがたまらなく癒やされました(もう少し大きくなるとこうはいかないので…今だけだってわかってるので思う存分) Rubyのコミュニティで子連れもだいぶ見慣れた光景になってきた気がします。この前お腹にいた子が生まれてたり、歩いてたりするから時の流れを感じながら自分はちゃんと成長できてるかなと内省のタイミングになったりもします。 パパさんママさんには参加して欲しいし会いたかったりするわけなので、体調崩したりもせず(子供にとって)退屈なところによく来てくれたと感謝の気持ちです。 今回もちょっと子供が声をあげても実行委員長が「あのくらいの子はあんなものですよね」ってさらっとコメントされてたのがとてもいいなぁとしみじみしてました。この状態が当たり前のカンファレンスでありコミュニティで有り続けたいな。

話したい話ができた

エンジニアリングの話とかしたいなと思ってもなかなか機会がなく、というか話してみてああ自分はこういう話がしたかったんだなという討論ができたり、この先の話とかめったにしない話もできてトータル向こう3ヶ月分くらいこの4日間で話した気がします。

地域Ruby会議

RubyKaigiだと参加人数も多くて本編のセッションの数も懇親会の参加人数も多くてぐったりくることがあるけど、このくらいの規模いいなと今の自分に合った規模を実感できました。

福岡最高

もう一度Rubyに出会えたし、新しい出会いもあったしご飯美味しかったし03があったら参加したい。 あとRubyじゃないコミュニティの方にも顔を出せて楽しかったです(奇跡的に開催時期が被った)。 お世話になった皆様ありがとうございました!